Power Automate Desktopのおさらい
Power Automate Desktopは、2021年3月3日(日本時間)にマイクロソフトが、Windows 10を利用しているユーザーは追加費用無しで利用できる無償のRPAツールとしてリリースしたソフトです。
無償で利用できる代わり、個人のPCで自動化出来る範囲に限定されますが、無料の割にはアクションの機能が豊富で色々と自動化に使えそうです。
前回はPower Automate Desktopをインストールしましたので、今回は新しいフローを作ってみます。
新しいフローで、Excelの起動・終了を追加する
Power Automate Desktopのアクションで、Excelのアクションを多く揃えています。
今回は、Excelを起動とExcelの終了をフローで作ってみます。
- Power Automate Desktopを起動し、「新しいフロー」をクリックします。
- 「フロー名」に任意の名前を入力し、「作成」ボタンをクリックします。
- フローを作成する画面になります。
- 今回はExcelを起動させるフローを作成しますので、「Excelの起動」をダブルクリックします。
- そのまま「保存」をクリックします。
- 「Excelの起動」がフローに表示されています。
- 起動した後、5秒待機する処理を入れます。ここでは「Wait」をダブルクリックします。
- 「Wait」で、期間に5を入力し、「保存」をクリックします。
- 「Excelを閉じる」をダブルクリックします。
- 「Excelを閉じる」で、そのまま「保存」をクリックします。
- フローには、「Excelの起動」「Wait 5 seconds」「Excelを閉じる」と3つのフローが出ています。このフローをまとめると、「Excelを開き、5秒待機した後Excelを閉じる」といった処理となります。
- 次は、「実行」をクリックし、フロー通りの動作をすることが確認できたら完成です。
- 最後に、「保存」をクリックし、画面上右の「×」をクリックしてフローを閉じます。
左側のアクションがわかりやすく、フローも視覚的に見やすいので、フローの作り方を理解すれば簡単にフローが作成できるようになります。
毎回行っている作業を自動化する場合、アプリケーション間でデータのやりとりをRPAで、ExcelやAccessでの処理は親和性のあるVBAで自動化するといった方法がよさそうです。
手作業で行った作業を自動化すると、以下のようなメリットが生まれます。
- 手作業による精神的な負担がない
- 入力間違いが発生しない
- 大幅な時間の削減が可能
- 余った時間を他の作業に使える
- 手を休められ、腱鞘炎などの予防にも繋がる
今回は、Excelの起動と終了のみのフローを作成しましたが、次回はちょっと複雑なフローの作成をしてみます。
お楽しみに。